

「アストロダイス」の魅力
解説 星見当番
ある占術に対して深い知識と造形を持つ方に、占術の特性や魅力を伝えていただく本企画。今回は星見当番さんに「アストロダイス」について語っていただきました。
アストロダイスとは?
アストロダイスは、3つのダイスを使って占いたい内容に合った場所やスタイル、のぞみを読み解いていく占いです。
占い方は、ダイスを振るだけといたってシンプル。お悩みの解決方法を知りたいときに使えば「どんな場所で、どんなスタイルで、どうすればいいのか」がわかります。

慣れないうちはダイス1つで占ったり、ダイスを振って出た目の解釈を「作文」のように組み立てて親しんだりするだけでもOKです。まだテクニックがない、占い初心者の方でも学びやすいでしょう。
どうやって占うの?
アストロダイスで使うのは、以下の3つのダイスです。
①ホロスコープの12のハウスを刻んだ「ハウスダイス」 (どんな場所・シーンなのかを示す)
②12星座のサインを刻んだ「サインダイス」 (どんなスタイルなのかを示す)
③太陽・月・水星などの天体を刻んだ「天体ダイス」 (どんなのぞみなのかを示す)

参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」
3つのダイスを転がして、それぞれの出た目のシンボルを読み解き、組み合わせていきます。
例えば「明日はどんな日になるのか」について占いたい場合に、6ハウス・蟹座・太陽が出たら、シンボルごとの基本的な意味をもとに「裏方で・居心地よく・リードしたい」などと解釈することができます。そのうえで言葉を補い、「ひっそりとマイペースで物事を進めたい日」という結果を導き出せるのです。
インスピレーションに従って自由に解釈し、自分ならではの言葉で表現していきましょう。
西洋占星術やタロットの知識がある人は習得しやすい
ダイスを転がして出た目を読み解く際には、西洋占星術のシンボル解釈を用います。ハウス・サイン・天体の組み合わせ読みをそのまま使えるので、西洋占星術に親しんでいる人なら習得まで時間がかからないでしょう。

タロット等のカード占いに詳しい方なら、「カードを3枚引いて読む代わりに、ダイス3個を振って読む」ととらえるだけで、アストロダイスの世界に入っていくことができます。
アストロダイスの魅力
日本におけるアストロダイスの歴史は20年程度。まだ『若い』技法であり、進化している途中です。
例えば、アストロダイスを愛好している方々の間で共有されている、アストロダイスと30面ダイスの組み合わせでサビアンシンボル(※)を出す方法は、十数年前に生まれたばかり。私がアストロダイスを始めた2013年末ごろにはまだなかったものなんですよ。
発展途上の占術だからこそ、ハウス・サイン・天体を刻んだ3つのダイス(サイコロ)の基本的な意味さえ踏まえれば、自分で占い方や使い道を考えて、発信・共有できるのです。
そんなアストロダイスの魅力を知る仲間をもっと増やし、新しい使い道がほしくて、私はSNSを通じて「最初から3つのダイスを組み合わせて読むのが難しければ、ダイス1個で占ってみてもいい」など提案をしてきました。

参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」

参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」

参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」



参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」
鑑定結果の解釈を作文的に組み立てることができるので、占いではなく作文感覚で始めてもいいんです。「占いを学ぶ」となると、ハードルが高いと感じることもあるかもしれませんが、これなら知識がなくてもチャレンジできると思いませんか?

参照:URANAI ACADEMY「1日で完全マスター!アストロダイス」
アストロダイスに少しでも興味があるなら、まずは自分のペースで一歩ずつ経験を積んでほしい。最終的には「ハウス・サイン・天体」の意味を踏まえつつ、その人自身の新しい技法を編みだせるようになってほしい。それが私の願いです。
※牡羊座から魚座までの全周360度のひとつひとつにつけられた短い象徴的な文言のこと。1920年代に生まれた、比較的新しい西洋占星術の技法

アストロダイスは、ダイスを振るという方法で、西洋占星術のシンボルの解釈にもとづいてお悩み解決に向かうためのシーンや場所、行動を読み取ることができる占術です。
ダイス1個でも占えて、さらに鑑定結果の解釈を作文的に組み立てることができるため、占い初心者の方でも学びやすいと思います。
- 西洋占星術やタロットの知識がある人
- オリジナルの占いを生み出したい人
- 占い初心者の人
にピッタリの占術です。
2022-03-20